2017年度入社式 社長挨拶(要旨)

弊社社長 新宮壽人による2017年4月3日入社式での歓迎挨拶を以下に要旨ご紹介いたします。

皆さんがテクノアソシエを選んでくれてうれしく思います。本日は入社式にふさわしく大変良い天気となりました。皆さんをお迎えするにあたり当社の戦力として育って欲しいと期待するところ大ですが、その前に、会社生活を始めるにあたって念頭に置くべき3つのお願いをします。

「立派な社会人になろう」
皆さんは入社にあたり「優秀な営業になろう」とか「管理部門で仕事を極めよう」といった希望を持たれていると思います。優秀な企業人を目指してもらうことは私にとっては嬉しいことですが、新聞やテレビを賑わす不心得な企業人が多いことを見るにつけ、まず皆さんには立派な社会人になって欲しいと思います。守られ、世話を受ける学生という立場と、一定の規律の中で自己責任で行動する社会人という立場が全く違うという事をまず認識しましょう。立派な社会人とは、品位・品格ある人間であり、約束を守り、正しく礼儀・作法を実践する人のことです。誰でもミスはしますが、迷惑をかけそうになったら汗をかいてリカバリに励み約束を果たす。このおこないを示し続ける事で信用が得られ、友人や人脈といった皆さんにとっての大きな財産ができます。また、礼儀・作法とは、常識を逸脱しない立ち居振る舞いです。正しく実践できるようになりましょう。
当社の事業精神「心と心の絆」はこうした約束を守る、社会人としての常識を果たすということを含めて言っていると思って読んでください。
「健全な危機意識をもって仕事に臨もう」
新人の皆さんに危機意識を煽るつもりは毛頭ありません。言いたいことは、皆さんが仕事をしていく中で身の回りにリスクがたくさんあるという事を理解しておいて欲しいということと、リスクを予想して対策を立てておく行動基準を身につけて欲しい、ということです。
仕事は判断の積み重ねで成り立っています。自分が何か一つ判断をした時には必ずその裏でリスクが生じているということを理解して下さい。判断の仕方・基準が経験知として身につくには相当な期間が必要です。丁寧な判断をし、仕事を終えた際にしっかり反省をする、ということを積み重ねていくと身につきます。そしていくつもの切り口でリスクを先読みし、有事の対応策を用意できる仕事人になりましょう。リスク対策は守りの典型に見えますが、仕事を正しく前進させるために必須の要素です。「先憂後楽」のマネジメントで力を磨き、これを身につけてどこでも通用する優秀な企業人に育って欲しいと願っています。
「対話力(コミュニケーション能力)を上げよう」
先の2つのお願いに共通する基礎能力として会話能力が大事です。世間には分析力や企画力が優秀でもそれを活かせない、活かさない人が多くいます。何が足りないかというと対話力の不足か熱意の不足です。仕事を動かさない、動かせない人は企業人としては評価されません。確からしさと熱意が伝わる対話力を身につけてください。対話力を磨くには、熱意を見せる、わかりやすく説明する、しっかり聞く、相手の意見を排除する物言いを避け建設的に合意を得る前向きな態度を示すことです。対話力を磨くのは、「言うは易し、行うは難し」 です。努力しましょう。

最後に私のメッセージを披露します。これらのことを実行する上での肝心な心持ちを表しています。
「明るく、楽しく、真剣に!」 忘れないでいて欲しいと思います。
今日は3つのお願いをしました。立派な社会人になり、どこでも通用する優秀な企業人に育ち、ひいては当社の将来を担う貴重な人材になられることを祈念して祝辞とします。

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