社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

あけましておめでとうございます。
本日2018年1月4日に行われました社長 新宮壽人による社員向け年頭挨拶をご紹介いたします。

あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、所感を申し上げます。

昨年の世界経済は、米国は拡大基調、ユーロ圏も好調を維持、中国は減速が見えるものの成長を維持し、世界的に概ね力強い状況で、為替も乱高下なく差し当たり大きな懸念は無いように見えます。但し、昨年も申し上げました通り、自国第一主義の台頭で経済面での世界協調路線に大きな影響が出ています。特にアメリカのトランプ政権の保護主義は世界経済に大きな影響を与え始めています。事業環境が悪化する前に、必要な打ち手を慎重に見極め、前広に展開しておくべき時期にあると言えます。

こうしたなか、今年度の残り3か月、年間公表利益の確保を目指し一層の注力をお願いするとともに、今年一年みなさんに意識していただきたいことを申し上げます。

お願いしたいことの一つ目が、昨年と同じく「考え抜くこと」です。
より良い仕事とするためには、絡み合う複数の課題を整理し、リスクに対する配慮が用意され、対策が安全であることが担保された設計が大事です。そのために正しい分析、深い洞察、緻密な対策を心掛けてください。

次にお願いすることは、「目標を高く持ち、その目標を時間軸で設定し、進捗を見える化」することです。
志高く目標を設定する大事さは昨年申し上げました。「有言実行」の薦めであり、自己責任で行動する姿勢を求めていると理解してください。「時間軸」とは目標レベルに辿り着くには時間がかかるので、順々に高みにたどりつく行程表を自分で用意しようということで、「見える化」は自分だけでなく周囲の人にも解るように定量的に到達点を測れるように用意しておくことを示しています。そのうえで「総括・反省」をしっかりできる組織になりましょう。

三つ目のお願いは、「業務運営品質向上と活き活きを意識しよう」ということです。
業務品質と活き活きが繋がっていることを理解してくれている人が少ないようです。確かな業務運営が実行されている組織が「理想的な組織」であり、それは、とりもなおさず「活き活き」を生み出す必要条件なのです。社員全員が「活き活き」に繋がるかという視点を持ちながら業務運営品質の改善に取り組む組織でありたいと考えています。

以上、3つのお願いは間違いのない組織運営を目指すとともに、組織の「活き活き」を実現させたいとのメッセージです。

最後に、以上に共通してみなさんに持っていただきたい心持ちを示します。「改革・改善の意志」と「全社一体感の醸成」の二つです。

前者の「改革・改善の意志」は言うまでもなく「健全な危機感」と「この組織を良くしていこう」との強い意志が必要です。「いま」に流されず「コンサバ」「不作為」を排除して「理想的な組織」を目指しましょう。

後者の「全社一体感の醸成」は初めてみなさんにお願いする気持ちの持ちようです。働く場所や職種が違っても世界中の社員全員が事業や組織運営方針について同じ理解ができるよう、マネジメント層全員が同じ方針の説明を行ない「一体感の醸成」に努め、誰もが同じ方向を向き、同じ方針のもとで自分のやるべきことを達成する、そういう組織は間違いなく10年後も20年後もしっかり生き残るでしょう。その意味でみなさん一人一人に「一体感」の創造者になって欲しいと願います。

是非こういうことを意識して仕事にあたって欲しいと、年頭にあたりみなさんにお願いする次第です。

それでは皆さん、
「明るく、楽しく、真剣に!」

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