品質保証
品質保証体制
お客様へ納品する製品品質の維持向上を図るため、営業担当者は、お客様との打ち合わせを行い、品質の重要な管理ポイントについて入念な確認を行い、仕入先様にお伝えしています。新たに仕入先様に製品の製造を依頼する際には、品質保証担当者が、仕入先様の品質診断を実施し、その製品の製造にふさわしい仕入先様であるかを判断しています。また、部品製造・加工を行う子会社でも、お客様に高品質な製品を提供するための品質保証体制を構築し、品質管理を実施しています。
品質保証体制図
品質管理ガイドライン
品質管理に関する当社の考え方をまとめた品質管理ガイドラインを制定しています。当社と仕入先様が品質改善活動を実践するための手引きとするもので、具体的な品質保証の仕組み、運用方法、指針を示しています。
- 品質管理ガイドライン(PDF:1,251KB) 版:第5版 改版日:2018年1月15日
仕入先様との連携 品質大会の開催
2022年11月10日に仕入先様にご参加いただき品質大会を開催しました。今回は、新型コロナウイルス感染予防のため、オンラインでの開催となりましたが、ご応募いただいた品質ポスター、品質標語の優秀作品の表彰を行いました。
保有試験機
当社のお客様は製品の機能性向上や優れたデザインの実現、環境を含む製品安全の確保などの課題に日々取り組まれています。そのため、その部材となる当社商品にも、より高い精度が求められています。そうしたことから、当社では商品の試験や測定を行い、お客様のご要求事項を満たしていることの確認を行っています。
物理解析試験機器
- No01三次元測定機
- X、Y、Z 軸にそれぞれ独立したスケールを持ち、空間上のX、Y、Z 座標値を求めることができる。ノギスやマイクロメータと異なり寸法測定以外にモノの形状(幾何特性)評価も可能。
- No02真円度測定機
- 回転機構を持ち、接触式検出器によって被測定物の円周方向の変化、または軸方向の変化を測定。円・円筒上の幾何特性を求めることができる。
- No03輪郭形状測定機
- 測定物の表面を触針でトレースすることにより、その輪郭を拡大してパソコンに記録する測定機。輪郭の記録により、寸法を測定することができる。
- No04ねじ締付試験機
- ねじ締付けに関するさまざまな力を測定(JIS B 1084規格、主にボルト・ナットに使用※タッピンねじはトルクアナライザーを使用 )①締付けトルク②締付け軸力③ねじ部トルク④締付け回転角⑤ボルト伸び
- No05表面粗さ測定機
- 測定物の表面を触針でトレースすることにより、凹凸度合いを計測する装置。凹凸度合いより、パラメータ値(Ra・Ry・Rz等)を測定することができる。
- No06自動微小硬さ試験システム
- 材料の硬さを測定。検査面に小さな窪みを付けて硬さを算出する方式で、窪みを付ける際の押し込み力の小さいタイプ(微小、5gf~1kgf程度)。通常のマイクロビッカース硬さ試験機との違いは、完全自動(あらかじめ設定したパターンにより自動で測定し、分布をグラフで確認可能)
- No07画像寸法測定機(イメージメジャー)
- 各種部品の寸法測定可能。置いて押すだけで99箇所まで一括測定可能。余計な位置決め治具不要。
- No08走査電子顕微鏡
- 短い電子線を利用して数nm(ナノメートル)程度の構造まで観察が可能で、凹凸の激しい試料表面の構造を拡大して、三次元的な画像で観察が可能。
その他試験機
- ロックウェル硬度計
- マイクロビッカース硬度計
- PCトルクアナライザー
- デジタルマイクロスコープ
- 測定ダイナスコープ
- 引張・圧縮試験機
化学分析試験機器
- No01蛍光X線分析装置(EDX)
- 試料にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギー(波長)や強度を解析することにより試料を構成する元素の種類や含有量を測定可能。非破壊(試料切断等の事前準備必要無し)で固体、粉体、液体などの材料構成元素分析が可能。
- No02蛍光X線膜厚測定機
- 金属表面のめっき被膜の厚みを測定できる。
- No03塩水噴霧試験機
- 塩水を試験品の全体に噴霧し,耐食性(錆に対して強いか弱いか)を試験する。
- No04複合サイクル塩水噴霧試験機
- 通常の塩水噴霧(錆に対して強いか弱いか)よりも、より屋外での腐食に近い結果(塩水噴霧より過酷)が得られる耐食性試験機。
- No05加熱脱離質量分析計
- 2019年7月よりEUのRoHS指令により新たに規制された「フタル酸エステル類4物質」の簡易分析装置。
その他試験機
- 携帯型蛍光X線分析装置
- 恒温・恒湿試験機
- 紫外可視分光光度計
教育推進・品質改善強化の取り組み
当社は、品質講義やイントラネットを利用したeラーニングを実施しています。現在、品質に関するeラーニングは15講義、開講中です。2022年度は品質大会の講義内容とchemSHERPA概要を公開致しました。
主な品質 eラーニング | 開講年度 | 受講者数 |
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FTA FMEA概論 | 2016年度 | 394名 |
品質管理ガイドライン 第5版 | 2018年度 | 395名 |
QC工程表概論 | 2017年度 | 471名 |
所内責任クレーム事例集 | 2016年度 | 518名 |
自工程保証概要 | 2017年度 | 279名 |
ISO9001 14001の概要 2015年度版 | 2017年度 | 756名 |
クレーム報告書 作成・精査における手引書 | 2018年度 | 354名 |
4M変更申請 概要 | 2018年度 | 513名 |
過去トラチェックリスト 概要 | 2018年度 | 492名 |
品質管理教育A (品質管理とは、QC7つ道具) | 2019年度 | 357名 |
品質管理教育B (工程能力、抜取検査) | 2019年度 | 293名 |
購買標準の理解(前編) | 2021年度 | 320名 |
購買標準の理解(後編) | 2021年度 | 341名 |
第四回品質大会 part1 | 2022年度 | 19名 |
第四回品質大会 part2 | 2022年度 | 18名 |
chemSHERPA概要 | 2022年度 | 39名 |
- ※
- 開講年度からの受講者数となります。