★タッピングねじ「トルク曲線」の見方

◆この波形はタッピングねじの「締付けトルク」及び「下穴」が適正か確認するため「トルクアナライザー」で
 測定した際のデータの見方についてご紹介します。

①「最低締付けトルク」(TD)
 ・軸力の向上/相手材への影響が低い。
②「推奨締付けトルク」(TS)
 ・推奨締め付けトルクが高いと初期トルクが
  高い傾向になる。ここの場合「目標締付けトルク」と
  表現されることもあります。

③「破断トルク」(TF)
 ・推奨締め付けトルクの最大値。
 ここを過ぎるとねじが破壊されます。
④「締付けトルク領域」
  ・この領域が広いと使用上での安全率が高くなります。
   締付けトルクの決め方」でもご説明のとおり、
    この幅が「2.5倍以上」が必要です

「トルクアナライザー」とは? 
  タッピングねじ及び小ねじの締め付け(戻し)時に発生する
  各種トルク値を測定する装置です。

「どのような測定ができるの?
  ・ねじの締付け時の締付破壊試験 
   ・設定トルク締付試験
   ・戻しトルク試験が可能 
   ・ねじの締付(戻し)の経過を波形 (トルク曲線)として
    出力することができます。

※当社では試験・解析の専門部署を持ち、お客様のものづくりに合わせた
 トルク設定及びねじのご提案をさせていただきます