金属切削による試作モデル加工法 は、マシニングセンター・旋盤・フライス等で、素材を削って加工する試作方法。
メリット:高精度で強度のある製品が試作できる。複雑形状の試作モデルを除けば、納期も比較的早い。
デメリット:試作工賃が高い(単純形状を除く)刃物が届かない試作形状は加工できない。
金属切削加工による試作モデル加工法の最大の特性は、試作モデルが高精度であること。試作サイズにもよるが、切削加工のみで、±0.03程度の公差の試作モデルが可能である。研磨すれば、試作形状やサイズにもよるが、μ台の公差の試作モデルも可能である。大きさは一辺400~600mm程度までの設備が主流だが、形状により4mx2.5mx1.5mまでの試作モデルが加工可能。 また、熱処理・研磨・型彫放電・ワイヤーカット・細穴放電・溶接・ロウ付け等との組み合わせ加工も金属切削による試作モデルは可能である。 金属のブロック形状の試作品に精度を求めるなら、切削加工による試作加工法がおすすめだが、掘り込みが深く、刃物が届きにくい複雑形状なら、金属粉末造形(1~3個程度)による試作か、石膏鋳造(5~50個程度)による試作をおすすめする。 金属切削加工による試作モデルは、量産と同じ材料で試作可能な為、少ロットの量産加工方法としても普及しており、あらゆる分野での試作・少ロット量産で実績がある。 ADCやZDCの鋳造ブロックを製作し、切削加工することも可能。(試作モデルの強度はダイカスト製品より劣る)
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