適正締付けトルクの考え方

締付けトルクの決め方

締付けトルク波形 「貫通穴」の場合

タッピンねじの「貫通穴トルク波形」について (タッピンねじの「締付け工程」を表した曲線)

①「ねじ込みトルク」(D.T):相手材にねじでタップ(ねじ山)を切っている工程。
②「締付けトルク」:ねじ部の締め付けが終わり、座面(頭の裏側)が、介在物に当たり、初めて一気に締め付けの負荷が大きくなりトルクが上昇。
③「締付け破壊トルク」(S.T):座面が介在物に密着した後も締め付けが続き(締めすぎ)最後は相手材、又はねじが破断しまう。
「D.T」=「Driving,Torque」
「S.T」=「Stripping,Torque」

設定の要点

ⅰ)ST/DTが2.5倍以上あること
⇒この数字が大きい程、安全な締付作業が出来る。
(2.5より小さければ使用ねじの選定、下穴径・形状を変える)
ⅱ)ⅰの条件を満足するならば、STの60%を目途で設定する

締付けトルク波形 「袋穴」と「貫通穴」との比較

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