「 ねじのゆるみ 」について
◆ねじ」って締めたつもりでも、使用環境によっては早くゆるみが出たりとなかなか厄介なものです。
そもそも「ねじのゆるみ」ってどうして起こるのでしょうか。
◆ねじの締付けはJIS B 1083にある「トルク法」で管理されています。
この動画から締付けトルクの90%は「摩擦」で消費されており、意外と「軸力」が低いことが分かります。
【 ゆるみの定義 】
ねじの軸部にはたらく締付け力である軸力が締付け時よりも減少することを言います。
【 ゆるみの分類 】
分類として「回転ゆるみ」と「非回転ゆるみ」があり、その現象は以下のとおりとなります。
回転ゆるみ
振動や衝撃等の外力によってねじが回転しながらゆるむこと。
非回転ゆるみ
【 初期のゆるみ 】
「初期のゆるみ」は締付け時に接合部の
凹凸やへたりによって発生するゆるみの
ことを言います。
【 陥没のゆるみ 】
「陥没のゆるみ」は締付け後に時間経過に伴って、
座面が塑性変形することによって発生するゆるみの
ことを言います。
対策品のご紹介
[ 回転ゆるみの場合 ]
1)座面の面積を大きくする。
2)ねじ山に「ゆるみ止め」をつける。
1)「平座金+ばね座金」の組込みねじを使う。
2)ねじの頭部を「ツバ付き」形状にする。
[ 一度締めたらねじを外さない場合 ]
1)「TKコート」 SG2353 プレコート型固着タイプ
(トーブツテクノ(弊社グループ会社)のホームページ))(ここをクリック)
当社では「ゆるみ対策商品」としてゆるみ剤を使用しない「TAFF-TF4」や
樹脂用タッピングねじ「TAFF-TP1」、プレコート型の「TKコート」等、揃えております。
お困りの際はぜひ当社へご相談ください。