下表の5項目へ寄与する製品・部品(エコ商品)の販売拡大に取り組んでおります。
2023 年度
目標:全社売上高占有率 25%以上
実績:全社売上高占有率 24.0%(前年度比 3.4%増)
販売額 139.3 憶円(前年度比 16.9%増)
記号 | 環境配慮項目 | 定義(具体例) |
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① | 省資源(資源の有効利用) | 原材料や包装梱包材の削減または部品の長寿命化などにより、資源の有効利用が図れること。 |
② | リユース・リサイクル(廃棄物の削減) | 再生材料の使用や商品や梱包材の全部または一部を再利用することにより廃棄物の削減が図れること。 |
③ | 省エネルギー(CO2の削減) | 製造、輸送、使用時のエネルギー使用量の低減およびCO2削減が図れること。 |
④ | 有害化学物質の排除(環境汚染の予防) | 有害化学物質の不使用または削減により環境汚染を予防し、生態系に対する影響軽減が図れること |
⑤ | 製品使用時に省エネルギーに寄与する製品 | エコ自動車・高効率給湯器・LED照明関連製品・燃料電池設備・自然エネルギー・蓄電池設備・エコハウスに使用される製品 |
当社開発推進部では、CO2 排出削減、竹害の社会問題に寄与できる「竹活性炭」を使った製品開発に取り組んでいます。
活性炭とは、微細な孔(あな)が無数にあいている物質で、消臭、浄水、電池の端子、ダイオキシン除去、水銀蒸着、ガスの分離などさまざまな用途で幅広く使用されています。しかし、その原料である石炭やヤシ殻などから製造される工程では非常に多くの CO2 を排出します。
当社がご提案する活性炭は、“竹”を原料とし、CO2 の排出を削減できます。竹は古来より日本各地に生息していますが、近年は放置竹林が土砂災害や獣害のおそれがあり問題視されています。竹から活性炭を製造する過程においては、CO2 を熱エネルギーに使用して製造する方法を用いることにより、CO2 の排出はゼロとなります。
竹活性炭は「消臭フィルター」として製品開発しており、今後は、活性炭の多孔質を活かした吸音材の開発を検討しています。